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マルヴダシトの村の風景

村ではいつもカメラを携帯し、畑での農作業、村の生活や行事などを漏らさず撮るように心がけていた。シャッターを押すときはいつも「記録」を意識し、カメラを調査の道具として用いていた。とはいえ子供が群れて遊んでいたり健気に働いている情景に出合い、また詩的な風景に瞬間出合ったりすると自然にカメラが向いた。構図を意識し遊び心が湧きだした。時を経てときどき当時の写真を見直すことがあるが、つい気になって見続けてしまうのは多くが遊びで撮ったこうした写真だ。ここに紹介するのはこの個人的に気になる写真である。
選り抜きに際してはじめカラーと白黒の両方からを考えていた。しかし、見ているうちにカラーの写真が「美しすぎる」ように思えてきた。すでに完璧に消えた村の風景にカラーはリアルすぎる気がして、今回はとりあえず白黒のみとした。統一性もテーマもない写真の羅列だが、個人的にはギャラリーでの展示のようなつもりでいる。

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1972 ポレノウ村

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1974 ヘイラーバード村

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